2018年10月15日

【レポート】『アニメフィルムフェスティバル東京2018』(シティーハンター)

今年で2回目を迎える『アニメフィルムフェスティバル東京』
『新宿まちフェス』と連携し、ライブ、スタンプラリー、コラボ企画、そしてメインプログラムのトークイベント上映会では、20作品以上が上映される、一大イベントです!

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10月13日、その中の1作品として、『シティーハンター』(トークイベント上映会)が開催されました。新宿バルト9(シアター9)にて、21時からの通常上映です。
チケットは、一般発売開始後、即完売!放送開始から30周年を迎えた『シティーハンター』ですが、根強い人気が伺えます。


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会場には、OP曲「City Hunter〜愛よ消えないで〜」、ED曲「Get Wild」が、BGMに流れており、雰囲気を盛り上げます。


21時を回り、場内の照明が落とされました。
大スクリーンに、『シティーハンター』のオープニングが映し出され、上映会の始まりです!

『シティーハンター』(1987〜1988年放送)より
セレクション3話
第 5話 「グッバイ槇村 雨の夜に涙のバースデー」
第50話 「史上最強の敵!! 獠と香のラストマッチ(前編)」
第51話 「史上最強の敵!! 獠と香のラストマッチ(後編)」



時刻は22時10分。
上映に続き、トークショーが始まりました。 

司会のサンライズの島中さんが呼び込む形で、冴羽獠役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵、監督のこだま兼嗣さんが次々と登壇します。

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(楽屋ショット。中央:こだま監督、右:神谷さん)


まずは簡単なご挨拶から。

「新宿で会えるというのは大変嬉しいこと。」と、神谷さん。伊倉は、「(会場の)みんなと写真を撮りたいの!」と、久しぶりの『シティーハンター』の登壇に、少々はしゃぎ気味!?(写真撮影は後のお楽しみとなりました。)


そして、神谷さん進行による、フリートークへ。
話題はもちろん、来年2月公開の劇場版『シティーハンター』です!


神谷さんが「昨年、オファーを受けてビックリした。」と切り出すと、「何度も計画をしていたのになかなか実現できなかった。忘れようと思ってたところに、ビックリした。」と、こだま監督。伊倉も「大ビックリ!今ー?こんなに経って?『エンジェル・ハート』じゃなくて『シティーハンター』?」と、3人共に、驚いた様子。

伊倉にとって『エンジェル・ハート』の母性溢れる香と『シティーハンター』の香は、役作りの方向性が異なるもの。それには、神谷さんも「うん、(『エンジェル・ハート』は)香が怖くないもん。」と、同調します。

また、劇場版シティーハンターは、プロデューサーの諏訪道彦さん、植田益朗さんの想い、尽力もあって実現したとの事でした。


内容について、こだま監督から「TVシリーズの続き、昔ながらのシティーハンターがそのまま続いていると思って観て下さい。半分ギャグで、その中にハードボイルドがある。アクションシーンは30分、延々戦い続ける。」とのお話が。また、幅広い世代の方に、違和感なく観ていただけるように、今風のギャグも盛り込んで、伝言板も今の時代に合わせてどうにか処理をされたとか。

他にも、「海坊主は後半めちゃくちゃ活躍する。」とのネタバレや、「功労者は役の大小に関わらず出てもらいたいですね。」「贅沢に使いましょうよ。」といった、キャスティングに期待が膨らむ発言もありました。「上川隆也さんのガン捌きが格好良かった!」といった実写ドラマ版『エンジェル・ハート』の話題まで!


『劇場版シティーハンター』は、30年前と変わらないオリジナルキャスト、スタッフによって制作されます。客席アンケートからは、オンタイムで観られていた方が、約6割、再放送で観られた方が、約4割。

伊倉が、歳を重ねた今、香を演じる不安を吐露すると、「僕にとっては香。」と、神谷さん。とはいえ、神谷さんも、オファーを受けた際に、お返事をするまで2週間考えたとの事。神谷さんも伊倉も、お互いを変わらないと感じているのに、それぞれ不安に思っている事に驚いたそう。

そんな劇場版の制作状況ですが、11月中旬以降に収録予定との事。神谷さんと伊倉に渡されたシナリオは初稿。そして、現在なんと19稿! 「シナリオで完成させなければならず、今回ほど稿を重ねたものはない。初稿より派手にしてあります。」と、こだま監督。期待が高まります。


ここで、司会のサンライズの島中さんが戻り、告知タイム!

スクリーンに、劇場版予告映像が流され、3人も客席最前列に座り、お客様と一緒に鑑賞します。2019年1月30日発売の、『Blu-ray Disc BOX』の情報も解禁されました!HDリマスターによりハイクオリティ化された、シティーハンター第1シリーズ全51話が収録されます。


そして、イベントも終盤。最後のご挨拶に移ります。

劇場版公開に合わせて、ラジオ『神谷明 TALK!×3』のゲストに、玄田哲章さん、伊倉も呼びたいとの嬉しいお話をされている神谷さんの横で、突然、伊倉がスマホを構えます。さすが相棒。余裕の笑顔でピース!

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(撮影タイムまで待ちきれませんでした。左はサンライズの島中さん。)

気を取り直して、伊倉も、10月27日の『刈谷アニメcollection』の告知、「発声をして、体力を作って、良いものを作りたいと思いますので、皆さまよろしくお願いします。」と、抱負を語ります。(刈谷アニメcollectionには、プロデューサーの諏訪道彦さんと伊倉が登壇予定です。)

そして、こだま監督が、「スタッフが、当時『シティーハンター』を観ていた人ばかりで、これほど楽しく仕事をできるのはめったにない。自分たちが観ていたものを作れる喜びを感じています。」と、締めくくりました。


最後に、会場のお客様と一緒に(伊倉念願の)記念撮影!

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時刻は22時45分。

ED曲「Get Wild」が流れる中、大きく手を振りつつ、最後に舞台を後にする神谷さんに、お客様みんなで手を振りかえして、イベントは終了しました。遅い時間に最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!


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来年2月公開『劇場版シティーハンター』
見どころ満載です。お誘い合わせの上、是非、劇場にお運びください!



posted by 一音入魂音楽館 at 17:02| レポート(管理人)